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「チョコとひなちゃん」の物語を1ページずつ紹介していきます。
このお話は、わたしが小さいころに体験した実際のお話です。
どうぞ、おたのしみ下さい。
* 毎月1日と15日に更新予定です。

16.

「くす。くす。くす」。
みんなは、ぼくとひなちゃんを見て
わらいはじめた。
「ひなさん。学校に犬をつれてきたらだめよ」。
先生はそういって、ひなちゃんを注意した。

17.

ひなちゃんは、もっとこまったかおをして
こう言った。
「先生、うちの犬ではありません。
しらない犬なんです」。

18.

「えっ?ひなちゃん、ぼくだよ。チョコだよ。
ねぇ。ぼくのかおをよく見て。
きっとすぐに思いだすから」。

19.

学校のかえりみち、
ぼくはひなちゃんによりそって
できるだけたくさん話しかけた。
ひなちゃんとわかれてから、
ずっと一人ぼっちでさみしかったこと。
もういちど会いたいと、毎日思ったこと。
そうして、ねがいがかなったこと。

20.

でも、ひなちゃんは、おうちが近づくにつれて
だんだんこわい顔になってきた。
あの日のパパのように。
そうして、こう言った。
「もうついてこないで!あっちに行って!」

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